ヤクト・ドーガ (14)

さて。妄想ストーリーを展開します。
今回はコレだけなので、妄想イラネって人はスルーしておいてくださいね。


前回あつめた材料。
ビームガトリングの出自、クシャトリヤ用兵装で、ヤクト・ドーガのメガガトリングからデザイン。
マリーダさんの前日譚、ジンネマンに拾われてからユニコーンの冒頭までになにがあったか。
この2点から妄想展開です。




袖付きの諜報部から、フロンタルへ。
第1次ネオジオン戦争の生き残りと思われる「もの」を発見。
フロンタルはガランシェール艦長、ジンネマンにその「回収」を命じる。


ジンネマンが見たのは、ボロボロの肌、痩せこけた身体、虚ろな視点の少女。
年の頃は、娘と同じくらいか…。そう、娘と…。
少女はジンネマンの頬を撫でる。
その髭面も気に留めず、ただ虚ろな視線で。
ジンネマンは思った。
同じ運命は辿らせない。今度こそは…。

少女を保護し、パラオに戻ったジンネマンは、彼女をギルボアの家に住まわせる。
ギルボアは既婚者だし、子どもも居る。
常に傍らに誰かが居る。その安心感を与えてやりたかった。

が、その生活も長く続かなかった。
フロンタルから、彼女を兵士として扱う命がくだる。
乗機は前戦争で使用されたもの。
機体の名はヤクト・ドーガ。
NT専用機。
誰も使えずにいたその機体の組み上げが完了したからだった。

命令に背く事は出来ず、だが幸い、自分の部隊への配属というところが救いではあった。
なにかあっても俺が…。
そう思える距離に居られるだけでも良かった。
しかし、事はそう単純でもなかった。


初出撃は肩透かし。
会敵、戦闘とまでは至らなかった。
哨戒で出た先には、敵という存在がなかった。

しかし、2度目はそうはいかなかった。
物資輸送中に待ち伏せされ、連邦軍に包囲される羽目になった。
先行するギルボア達と共に出撃する。
だがその時すでに異変は始まっていた。

流れ込む思惟、敵意、憎悪、殺意。
様々な感情が彼女の「中」を掻き回す。
戦闘パイロットとしては久しぶりの実戦で、その精神はズタズタにされそうだった。


それは必然だった。
暴走。
サイコミュ兵器の限りを尽くし、連邦の薄緑の機体が粉々になるまで引き裂かれる。
ただ、恐かった。
また自分ひとりになってしまうのが。
そのためには目の前の敵を殲滅せねば。
この身体に入り込んでくる殺意の元を絶たねば。

数分間、彼女は叫び続けた。
敵MSの欠片を残さず塵にするまで。
ジンネマンは、どうにも出来なかった。
目の前で行われる光景を止める事が出来なかった。

このままでは彼女は壊れてしまう。
必ず護ると心に誓ったのに。


サイコミュ兵器は兵力の劣る袖付きが、1対多数の戦闘を行うためには欠かせなかった。
だからこそ彼女は回収され、パイロットにされた。
だが、そんな事はどうでも良かった。
ジンネマンにとっては彼女を失う事の方が恐かった。

ジンネマンは、彼女に命令を出した。
サイコミュ兵器を使わず、このガトリングで艦を護る事に専念しろ、と。
弾幕を張りやすいガトリングならば、広範囲への牽制力になる。
それでも完全に制御するには時間がかかったが、
次第に彼女は戦闘の中でも落ち着きを取り戻せるようになった。



時は経ち、パラオにインダストリアル7の少年を伴って還ってきたジンネマンの耳に情報が入る。
スパイが連邦をおびき寄せる事、アンジェロがあえて目立つ処にユニコーンを配置した事…。

ジンネマンはユニコーンの傍らにガトリングを置く。
あの小僧がどれほどのものかは分からないが、丸腰では生きるものも生き残れない。
ガランシェール隊は連邦の作戦も聞かされていたので、早々に当たる事はないだろう。
が、しかしその思惑はNT-Dを発動するべく仕組まれたフロンタルの罠によって覆される。


また時は経ち、ラプラスの最終座標に向かうユニコーン。
ネェル・アーガマのメカニック見習いとして動くタクヤからの提案で、ユニコーンはフルアーム化される事となる。
ガランシェール隊から提供されたガトリングは当初4本。
残りはストックとしてギラ・ズールが運用するはずだった。

しかし「彼女」が残り2本の提供を申し出る。
マリーダには、分かっていた。
あの時、マスターが持たせてくれた「それ」は「お守り」であった事を。
初めは自分を、自分の心を護ってくれた。
パラオでは少年の脱出を成功させた。
あの時、ユニコーンがガトリングを携えている事には違和感しか感じなかった。
だが今なら分かる。
ジンネマンが、マスターが…お父さんがなぜあの子にあの武器を持たせたのか。

行け、バナージ。
私と、お父さんの願いも載せて…。



以上、いろいろ本編との矛盾がある事は承知ですが、まぁ個人的妄想という事でお許しください。

本当は暴走シーンも再現できるように作りまかったんですが、そこは技量が足りませんでした。
本当に、これで本当の意味でヤクト・ドーガ完成です。
最後までご覧くださった方、ありがとうございました。

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